IP アドレス・ネットワーク

ルーター

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ルーターとは

ルーターとは、ネットワーク間のデータ転送を制御する通信機器です。家庭では、インターネットと家庭内のデバイスをつなぐ「交通整理」の役割を果たします。スマホ、PC、ゲーム機など複数のデバイスが同時にインターネットを使えるのは、ルーターのおかげです。

ルーターの主な機能

ルーティング (経路制御)
宛先 IP アドレスを見て、そのパケットを次にどの回線・機器へ渡すかを判断する中核機能。家庭内あてとインターネットあての振り分けがこれに当たる。
NAT
1 つのグローバル IP アドレスを複数デバイスで共有する機能。外部からは 1 つの IP に見える。
DHCP
各デバイスにプライベート IP アドレスを自動的に割り当てる機能。
ファイアウォール
外部からの不正なアクセスをブロックする機能。家庭ネットワークの第一の防御線。

ルーターのセキュリティ設定

ルーターのセキュリティを強化するポイント:

  • 管理画面のパスワードを初期値から変更する (2020 年 4 月以降に技術基準適合認定を受けた機器は、機器ごとに異なる初期パスワードか変更を促す機能を備えています。それ以前の機器では「admin/admin」のような共通の初期値が使われています)
  • ファームウェアを定期的に更新する (脆弱性の修正が含まれる)
  • WPA3 または WPA2 で Wi-Fi を暗号化する
  • リモート管理機能を無効にする (外部からの設定変更を防ぐ)

モデムとルーターの違い

モデムは ISP の回線と家庭ネットワークをつなぐ機器で、ルーターは家庭内の複数デバイスにインターネットを分配する機器です。2026 年 8 月時点では、モデムとルーターの機能を 1 台にまとめた製品も広く使われています。

日本の光回線では、回線終端装置 (ONU) とルーターが別々の機器になっている構成と、ONU にルーター機能を内蔵したホームゲートウェイ 1 台で足りる構成があります。後者に市販の Wi-Fi ルーターをルーターモードのまま追加すると、NAT が二段にかかる二重ルーターの状態になり、オンラインゲームのポート開放や外出先から自宅の機器へ接続する用途がうまく動かない原因になります。市販機側をアクセスポイント (ブリッジ) モードへ切り替えるのが基本的な対処です。

この用語についてさらに詳しく知りたい方は、公共 Wi-Fi のリスクと対策もあわせてご覧ください。

よくある誤解

ルーターは一度設定すればそのままでよい
ファームウェアの更新やパスワードの変更など、定期的なメンテナンスが必要です。
高価なルーターほど安全
価格は速度や接続台数に影響しますが、セキュリティは設定次第です。安価なルーターでも正しく設定すれば安全です。

モデムとルーターの比較

モデム

ISP の回線と家庭ネットワークをつなぐ。信号変換を行う。

ルーター

家庭内の複数デバイスにインターネットを分配する。NAT やファイアウォール機能を持つ。

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